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鍼灸整骨院

2023年9月7日

治療院(整体院・整骨院・鍼灸院)の開業エリアを選定するポイントについて解説!

エリア決め

【本記事の監修者】
岩井 隆浩(麻布十番ループル治療院 創業者)
はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師
齋木 拓 (麻布十番ループル治療院)
はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

 

確実に治療院開業を成功させるためには必要な条件が存在します。

新たに開業する際、どのエリアや物件を選ぶべきかという問題はよくある悩みです。

人通りの多い場所やアクセスが良い場所で開業したいという思いと、家賃や固定費の懸念との間で優先順位をつけることが難しくなることがあります。

この記事では、そんな悩みに対処するために、治療院開業の成功に向けたエリアと物件選びについて解説します。

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治療院開業の成功に欠かせない!
適切な物件選びの重要性

ポイント

多くの開業経験者や開業コンサルタントが口を揃えていうことがあります。

それは開業する物件を間違えてはいけないということです。

治療院を開業する際に、最も重要とされるのは適切な物件を選ぶことです。

治療院の成否を左右します。集客戦略そのものである認識を持つことが重要です。

近年では、患者は主にインターネットを通じて来院することが一般的です。

その際には、自身の施術院が検索エンジン上で埋もれないようにするためのSEO対策とMEO対策が欠かせません。

しかし、治療院の立地によって、オンライン集客の成功率が大きく影響を受けるのです。

注意が必要なのは、家賃を抑えるため、競合を過度に意識してしまうため、場所を選ぶ際に妥協してしまうことです。

このような場合、人が集まりにくい場所に位置してしまい、大きな駅や人気エリアでの検索にもほとんど表示されず、かと言って他の検索キーワードでも上位に表示されないという八方塞がりの状況が生まれてしまいます。

これにより、治療院の運営が難しくなるリスクがあるのです。

治療院の繁栄は、新規患者の来院とそれらの患者がリピートして通ってくれることによって支えられています。

価格や施術メニューなどアプローチは柔軟に変更や改良が可能ですが、物件の位置は簡単に変えることができません。

したがって、選んだ物件の位置は後から変更することが難しく、改善が困難な場合が多いことが大きな理由です。

治療院開業の際に失敗したくない想いが強いと思います。

そんな時ほど、物件が成功のための大きな鍵を握っていることを強く意識することで開業はうまくいきやすくなるでしょう。

成功への第一歩を踏み出す際の指針として、ぜひご参考にしてください。

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オンライン集客における素材の役割

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近年の開業において、物件の立地がオンライン集客に与える影響の重要性を強調しました。

では、どのような点に注意すべきでしょうか?以下に具体的な内容を詳しく説明していきます。

まず、対象となる物件に開業した際に、どのような検索結果が表示されるかを検討しましょう。

さらに、ポータルサイトや集客サイトのエリアカテゴリーも確認することが重要です。

これによって、オンラインでの集客にどの程度影響を与えるかを予測することができます。

オンライン上では、写真(および動画)が非常に重要です。治療院の外観や建物のエントランスも大切ですが、特に注意が必要なのは内装です。

内装の写真が美しく清潔感がある場合、オンラインで院の情報を閲覧する人々に良い印象を与えることができます。

ここでの印象が、集客戦略の成功につながります。来院される患者の視点に立ち、丁寧な案内と説明を提供しましょう。

次に、テキストによるメッセージも大切です。

この言葉を通じて施術やサービス、来院時の体験をイメージできる情報を提供することで集客がうまくいきやすくなります。信頼を得るためのアピールも欠かせません。

広告規制が厳しさを増している現在、写真だけでなくテキスト情報による的確な案内も不可欠です。

また、このオンライン対策が十分に行われていれば、オフライン対策も同様に効果を発揮します。

まず、オンラインでの効果的な集客が確立されていれば、一定の顧客層を獲得できるでしょう。

さらに、治療院の業態がオフラインでも効果的な集客が可能であることを忘れないようにしましょう。

このオンラインとオフラインの両面を組み合わせることで、効果的な集客が実現します。

オフラインでチラシや口コミなどが広がった場合、検索エンジン上で迅速に情報が表示されれば、来院率が高まります。

まずはこの部分を大前提とすると治療院開業の成功率が上がるといえます。

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ターゲットやペルソナの設定を大切に

上記の内容を考慮した上で、治療院の開業エリアについてターゲットを設定しましょう。

ペルソナを設定することにより、来院ニーズやメッセージング、コミュニケーション方法、そして顧客満足度向上のための施策などに明確な軸を持って考えることが可能になるので、物件選びやエリア選定にも大きく役に立つことでしょう。

ターゲットは、患者層、立地、物件、自宅などの要素があります。

軸をひとつ決めるだけで開業エリア、施術方針が決まるので参考にしてください。

患者層からエリアを決める

治療院開業にあたり、患者層から開業エリアを決める方法があります。

患者層とは高齢者、仕事帰りのサラリーマン、部活で怪我をしがちな学生などです。

患者層から開業エリアを決めると必要とされる施術に早い段階で気がつきます。

来院される方のニーズを満たせればリピーター獲得にもつながります。

立地からエリアを決める

エリア決めは立地から行うことも可能です。

治療院の開業場所の候補として、駅前、商店街、幹線道路沿い、住宅地などが挙げられます。

人気の立地はライバル治療院も目をつけており、競合も多くなります。ターゲットやコンセプトを明確に持つことで差別化をはかりましょう。

物件からエリアを決める

治療院として開業できる物件は限られているため、物件選びを先に行い、開業エリアを決める方法もあります。

ビルの規約等の確認も重要です。

ビルに治療院が入る場合、1階〜3階までが歩行者の目に止まりやすいと言われています。

階が高くなると患者さんが探せないばかりか、エントランスから遠く来院が困難になり、体に不調のある患者さんからは敬遠されるでしょう。

低層階の看板効果も考慮してください。

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自宅で開業する

治療院は届出を出すことで開設できるため、自宅で開業する方法があります。

自宅で開業できれば、物件選びの手間、店舗の家賃削減が可能です。

個人宅なので治療院として認識されにくい、セキュリティ対策を適切に行う必要はありますが家にいながら治療院の管理ができるため、家庭と両立しながら仕事を開始できるメリットがあります。

患者層から開業エリアを決める3つのポイント

ポイント

この章では前述の患者層から開業エリアを決めることを掘り下げます。

主な患者層は高齢者、仕事帰りの人、学生の3種類です。

高齢者:住宅地

高齢者がターゲットの場合、住宅地、集合住宅付近の開業がおすすめです。

高齢者相手の施術では来院していただく通院と近隣の医療機関と連携し、自宅にうかがう訪問治療があります。

訪問治療は在宅医療の普及とともに今後需要が増える分野です。

また、治療院付近で施術ができた方が移動面の身体的負担が減ります。

少子高齢化が進み、どの地域でも高齢者は増加傾向のため、患者さんの需要が見込めます。

仕事帰りの人:オフィス街

仕事帰りのサラリーマンに向けて施術を行うにはオフィス街での開業がおすすめです。

特に昼から夜に向けて営業することで、効果的な集客が可能です。

開業予定エリアにはどのような職場が多いのか年齢層、男女比などを調査すると必要なサービスが見えてきます。

学生:学校付近

部活動やスポーツ時の怪我の施術をメインにして学生をターゲットにすることも可能です。

この場合、学校付近や通学路が開業エリアになります。

スポーツ教室の開催や大会、休日の練習を想定し、土日祝の営業があると学生のみならず保護者からも喜ばれます。

立地から開業エリアを決めるポイント4つ

治療院の開業を立地から決めるには商圏の確認が大切です。

商圏の確認を踏まえた上で具体的な立地と店舗の傾向を解説します。

商圏を確認する

商圏とは一言で説明すると患者となりうる人の分布がわかる資料です。

国勢調査の結果をもとに作成されているため、信頼性のあるデータです。

商圏はインターネットから閲覧できるほか、役場や図書館でも閲覧ができます。

この資料から人口分布はわかりますが街の雰囲気はわからないので、エリアの見当がついたら実際に足を運び街歩きを通じて患者さん目線もチェックしましょう。

駅前:どのような電車がとまるかチェックする

駅前に開業するポイントは電車の種類をチェックすることです。

具体的には路線の数、駅の規模、時刻表です。

路線の数は駅を利用する電車の種類を指します。

複数あるとその分色々な方角から患者さんを集められます。

駅の規模は急行列車の停車の有無、ターミナル駅かどうかです。

これらの駅があるエリアは人の出入りも多く集客が見込めます。

しかし、ライバル治療院も多く、物件の家賃も高額になりがちです。

各駅停車しかない駅では、駅利用者も限られてくるため、ターゲティングしやすいです。

駅の時刻表も忘れずチェックします。どの時間帯に電車の本数が多いかで駅を利用する人の流れがわかります。また、休日、祝日で本数が異なるので、需要の見極めもできます。

幹線道路沿い:駐車場の確保ができるかチェックする

車で通院する患者さんの集客が見込めるのが幹線道路沿いの開業です。

自分で運転して来院するほか、付き添いの方やご家族にもアプローチできるのが魅力です。

注意点は2つあり、駐車場の確保ができる物件を探すこと、ドライバーの目にとまる立地か、広告方法を工夫する必要があることです。

車を運転するスピードが速いと治療院を見落とします。

このため、信号付近など、減速する場所に物件があると理想的です。

とはいえ難しい場合がほとんどですので、ドライバーの目にとまるよう広告を出すか、公式サイト運用に力を入れて、来院してもらうのが現実的です。

商店街:ライバル店がないかチェックする

さまざまなお店が密集し、集客性も兼ね備えている商店街は人気エリアのひとつです。

大型の商店街はライバル治療院の開業も多く、患者さんの取り合いが容易に予想できます。

観光地周辺にあれば、観光の疲れを癒す体験、非日常のリラクゼーション体験という形で患者さんにアプローチすることも可能です。

一方、中〜小規模の商店街では周辺の地元の方に認知されやすく、「整体といえば〇〇さん」のように地域に愛される経営も夢ではありません。

治療院の開業以外のもう一つのエリア・訪問治療のポイント

治療院は通院だけではく、訪問治療もあります。

ここからは訪問治療(往診)のポイントをもう一つのエリアと題して簡単に解説します。

訪問治療できるのは片道16キロメートル以内

先生が行ければどこでも行けるわけではないのが訪問治療です。

その距離は片道16キロメートル以内と健康保健で決められています。

開業時に訪問診療を視野に入れた場合、商圏で高齢者の世帯が多いエリアや見込みがありそうなエリアの確認が有効です。

社用車を使用して往診する場合、ガソリン代金などの経費の試算にも役立ちます。

保険適用には医師の同意が必要

医師の同意が得られれば健康保険が適用されます。

施術代金の支払いは1割〜3割の自己負担の範囲内、交通費は100円〜500円が相場です。

患者さんに全額支払っていただく自費での訪問治療もあります。

この場合、料金プランは各治療院で初回5,000円、2回目以降〜〇〇円と設定が可能です。

交通費の規定はないため、患者さんに事前に説明し距離に応じてガソリン代金や駐車場料金を加味した金額を提示できます。

近年は訪問治療をメインとした営業形態も増えてきたので参考になさってください。

はしご受診は不可

訪問治療を保険適用で行うにあたり、他の治療院や病院の整形外科と並行して受診することは健康保険上できません。

例外は病院で同じ月内で医師から施術の依頼を受けた場合、依頼を受け一定期間後に経過観察または再検査となった場合です。

訪問治療では対象となった患者さんを1つの治療院で継続的に施術するので、はしご受診にならないように注意します。

また、健康保険は診療報酬に関わるため、最新情報を確認するようにしてください。

まとめ
開業成功への近道、成功への一歩を踏み出すために

成功

エリア選定と物件の契約にはとことんこだわりましょう。

大きな成功の鍵となります

オンライン集客を取り入れ、計画的にイメージを描くことが肝心です。

それが成功すれば、その後にオフライン集客も効果を発揮し、相乗効果を享受できるでしょう。

ターゲットやペルソナを考慮することで、治療院経営の実現可能性を予測しやすくなります。

さらに、近年では開業方法も多岐にわたります。

自分のスタイルに合った方法を選ぶことが重要です。

明確な優先順位を設定し、軸を確立することで、コンセプトが明確になります。

各要素を織り交ぜながら、成功を収めるマーケティング戦略を展開してみてください。

差別化を図り、目指す対象に確実に訴えかけることができれば開業がうまくいきやすいでしょう。

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