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鍼灸整骨院

2022年3月16日

柔道整復師は儲かる?就職と開業との違いは?

投稿日:2022-03-16/更新日:2023-05-18

柔道整復師は国家資格であり、骨折、脱臼、打撲及び捻挫の施術に関しては、保険診療行えます。一般的には整骨院・接骨院に就職して働くか、独立して開業することで収入を得ています。それぞれ収入にどういった違いがあるのか詳しくみていきましょう。

整骨院・接骨院の事業所や地域によって異なる収入

柔道整復師の収入に関して正確なデータはありませんが、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、「その他の保健医療従事者」という区分があり、「あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師」などがそこに含まれます。
そのデータによると2020年の全国平均は約426万円となっています。
都道府県によっても違いがあり、293万円~584万円と幅がありますが、県別にみると一概に大都市圏が高額というわけではないようです。(※1)
一般的に整骨院・接骨院に勤務する場合、個人経営のところの比べ、大手と呼ばれるグループ企業などでは、集客も多いことから給与は高い傾向にあるようです。
また柔道整復師の場合、持っている技術力を審査し昇給させる整骨院・接骨院もあります。基本給は低くおさえておき、経験値や施術技術などで「資格手当」「能力手当」「歩合給」などをつけるというところもあるようです。
鍼灸師の資格も持っていればダブルライセンスということで資格手当がつき、一カ月に担当した人数で歩合給がつくことがあります。
グループ企業の場合は従業員が多いため、長年勤務することで役職を与えられることもあり、その場合は昇給だったり役職手当が支給されます。また個人経営のところよりもグループ企業の方が、ボーナス支給の可能性も高いようです。

柔道整復師が開業した場合の収入は?

一般的に勤務している時より、開業した時のほうが高収入につながることが多いようです。柔道整復師は実務を1年~3年間経験することで開業することが可能です。しかし600万円~1,000万円ほどの資金が必要になるうえ、経営がうまくいかない場合は倒産、閉院のリスクを背負うことになります。
勤務している整骨院・接骨院が自分の方針と異なる場合や、こだわりたい施術がある場合など、明確な目的がある場合は開業を視野に入れてもいいかもしれません。
個人で開業する場合は施術内容ばかりでなく、経営のノウハウも勉強しなくてはなりません。また開業してからの収入はすべて自分の責任になりますが、それだけにやりがいも生まれるといえるでしょう。

柔道整復師が収入を増やす方法とは?


整骨院・接骨院に勤務するにせよ、自分で独立開業するにせよ、収入を増やす方法として考えられるのはほぼ同じです。
まず自分の施術内容をレベルアップするということ。勤務している場合はレベルアップすることで昇給につながりますし、開業の場合は患者の満足度があがり、集客が増える要因になります。
レベルアップするためには、多くの患者に施術を施し経験値を増やすことに加え、最新技術を得るために常に勉強を欠かさないことです。
勉強会やセミナーなどにも積極的に参加して、施術に関する知識を増やすようにしましょう。
また費用がかかりますが鍼灸師の免許も取得すれば、ダブルライセンスとなり収入アップがみこめるほか、介護関連のケアマネージャー(介護支援専門員)などの資格も、今後ますます重要になってくる資格ですので、余裕があれば取得を検討してみるのもよいでしょう。
柔道整復師の収入はまちまちで、場所や施設、資格などさまざまな要因で変化します。柔道整復師は技術を持って患者に施術する資格者です。
患者は施術の対価として金銭を支払います。柔道整復師の収入の基本は、患者の対価にあるので、満足のいく高度な施術を身につけている必要があります。
収入アップを目指すならば、まず技術力を磨き、その上で開業を考えたり、さまざまな資格に挑戦したりするのがよいでしょう。

(※1)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html