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鍼灸整骨院

2024年3月14日

整体師に必要な資格の種類とは?整体師になるためにかかる期間と費用

柔道整復師

【本記事の監修者】
岩井 隆浩(麻布十番ループル治療院 創業者)
はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師
齋木 拓 (麻布十番ループル治療院)
はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

多くの整体師は、独自の施術や技術を組み合わせることで、その強みを活かし活躍しています。しかし、その施術内容が幅広いため、整体師になるための資格は何か?」「整体師になるにはどのようなステップを踏めばよいのか?といった疑問を抱える人も少なくありません。
そこで、今回は整体師に必要な資格の種類や、整体師になる方法をわかりやすく解説します。

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整体師になるために必要な資格はあるか

資格

整体師には必須の資格がありませんそのため、極端な例では無資格でも整体師として整体院を開業することはできます。
しかし、整体師はスキルや経験が業務に大きく影響する職業なので、無資格、無経験で整体師になる人はほとんどいないと言えるでしょう。

整体師に国家資格は必須なのか?

整体師として働くためには、国家資格をはじめ、民間資格も必要ありません明確な基準がないので、整体師に関わる資格は多数あります。
資格は必須ではないとはいえ、一定の知識やスキルがないと雇ってもらうことも開業することも難しいため、経験のない状態で整体師を目指すなら資格を取得するのがおすすめです。とくに柔道整復師などの国家資格は整体院だけでなく、整骨院や接骨院でも活躍できるため、取得すると強みになるでしょう。

整体師は独学でも目指せる?

整体師の民間資格は通信講座でも受講できるものもあり、自宅にいながら自分のペースで知識を身につけ、整体師を目指すことは可能です。独学の場合、スクールに通うよりも大幅にコストを減らせるので、整体師への第一歩として知識を身につけておいて損はないでしょう。
しかし、独学の場合、講師や整体師に直接質問することができないため、知識の幅が偏ってしまったり、間違った認識で技術を覚えてしまったりする可能性があります。不要な知識を身につけるのは時間のロスや信頼性の低下につながりかねません。
また、実際に目で見て覚える方が早いこともあるため、最初から独学で整体師を目指すのはおすすめできません

働きながら整体師を目指すことも可能

整体師として大きな強みとなる国家資格を取得するためには、3年間の専門学校、もしくは4年間の大学に通うのが一般的なので、社会人になってから整体師を目指すのは難しいと感じている方もいるかもしれません。
しかし、整体師を目指せるスクールのなかには午後からのスクールや夜間のスクールもあるので、働きながら整体師を目指すことも可能です。
また、通信講座で整体師の資格を取得して、実際に整体院などで働きながら実務を身につけるのも一つの方法です。

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整体師の資格の種類

レセプトが返戻されない方法とは

整体師として役立つ資格は大きく分けて国家資格民間資格があります。整体師になるために資格の取得は必須ではありませんが、整体師として活躍できる場が増えるのは事実。
整体師には多数の資格がありますが、なかでも代表的な資格を紹介します。

整体師におすすめの国家資格

整体師におすすめの国家資格は次の3つです。

  • 柔道整復師:骨折や捻挫、脱臼などの応急処置における保険適用施術をはじめ、後療法なども行うことができる
  • あん摩マッサージ指圧師:おす、なでる、さする、揉む、おさえる、叩くなど、あん摩やマッサージによって患者の不調改善を目指す施術を行うことができる
  • 鍼灸師(はり師・きゅう師):鍼や灸を使ってあらゆる症状の治療や予防を目指す施術を行うことができる

このような国家資格があれば、整体院だけでなく、整骨院や接骨院、鍼灸院でも施術を行うことができます。施術の幅が広がれば、独立して開業する際にも有利です。

整体師におすすめの民間資格

整体師に関わる民間資格は多数ありますが、なかでも次の資格を持っていると、役立ちます。

  • リラクゼーションセラピスト1級:心身の緊張を緩和するための技術や知識を習得することができます。アロマセラピーからリンパドレナージュまでの施術に必要なスキルが身につきます。
  • カイロプラクティック:背骨や骨盤などの骨格を矯正する技術を学びます。カリキュラム修了後に受ける試験に合格すれば、「日本カイロプラクティック登録機構(JCR)」に登録されたカイロプラクターとして活動することができます。
  • リフレクソロジー:一般的には足裏の体の反射区を刺激して変化を促す施術が行われますが、手や顔の施術も行われることがあります。リフレクソロジストなどの資格を取得することができます。

民間資格は一つの技術に対して複数の資格が存在します。整体師として活用できる知識や技術を身につけるためには、信頼性の高い資格を選ぶのがおすすめです。

整体師になるために必要な費用や期間

治療院の相場

取得する資格の種類によって、整体師になるまでの費用や期間は大きく変わります。というのも、国家資格を取得するためには専門学校や大学に3年〜4年通い、国家試験を受けて合格する必要があるので、コストも期間もかかってしまうからです。
では、具体的にどのくらいの費用や期間がかかるのかを見ていきましょう。

整体師になるために必要な費用

整体師になるために必要な費用は民間資格の場合、数万円〜200万円程度と言われています。費用に大きな幅があるのは、資格を取得するための期間や受講方法が大きく関わっています。
通信講座で整体師の基礎知識を身につけるなら、5万円〜10万円程度の費用で済むケースも多いです。
しかし、プロの整体師として実務的な技術を身につけたり、独立開業を目指すためのコースは数十万〜200万円など、コストが大きくなる可能性があります。
国家資格を取得するためには大学や専門学校に通う必要があるので、柔道整復師の資格を取得する場合、で300~750万円程度、あん摩マッサージ指圧師の資格を取得する場合、300~550万円程度かかると言われています。
なかには複数の資格を同時に取得できる
学校もあるので、費用と期間を踏まえて検討してみてください。

整体師になるまでの期間

整体師になるまでの期間は、どのように技術や知識を身につけるか、もしくはどのように整体師として仕事を始めるかによって異なります。早ければ1ヶ月、2〜6ヶ月の短期間で受講できるものも多数あります。専門的な知識や技術を身につけたりする場合、学校によっては1年から2年程度の学校も存在します。
まずは、整体師として提供すべき価値を出せるようになってから仕事を始めるようにした方が良いでしょう。
一方、国家資格を取得する場合は、専門学校や大学に3年〜4年通学する必要があります。卒業しても国家資格に合格しなければいけないため、試験が不合格の場合、さらに時間がかかってしまう場合もあります。

整体師の仕事内容

整体

整体師は一般的に痛みの原因である背骨や骨盤などの調子を整えて、身体をスムーズに動かすことができるように施術を行ったり、アドバイスをしたりするのが仕事です。では、具体的にどんな仕事の内容なのか、施術の例などをチェックしていきましょう。

整体師の仕事内容とは

整体師は、療法やクライアントによって異なる目的を持ちながらも、身体の不調や偏りの原因を探し、身体をより良い状態に導く施術を提供します。
これには、正しい姿勢や心身の健康を促進することが含まれます。顧客の悩みを解決するためには、丁寧なヒアリングと深い知識が不可欠です。
そのため、
接客技術だけでなく解剖学などの専門知識も要求されます
ほとんどの場合、不調の原因は日常生活に潜んでいます。そのため、整体師は日常生活のアドバイスや適切なストレッチ方法など、セルフケア方法を指導することがよくあります。

整体師はどんな施術を行うのか

​​整体師の施術は、個々の資格やスキル、そして経験によって異なります。一般的な目的は身体の不調を改善することですが、その手法は多岐にわたります中国整体や美容整体、アロマセラピーを組み合わせた施術など、さまざまなアプローチが存在します。
整体院によってメニューがまったく違うため、今回は整体師が行う施術の一例を紹介します。

  • カイロプラクティック:アメリカではドクターとされる専門的な知識が必要な資格です。身体の不調の原因を的確に判断し、施術を行います。
  • 筋膜リリース:筋肉や皮膚などの組織が癒着して身体の動きが硬くなる原因とされる筋膜にアプローチすることで身体の可動域を広げます。
  • オステオパシー:背骨や骨盤だけでなく、身体の不調の原因を矯正したり改善を促すように施術をおこない、自然治癒力を高めることを目的とした施術を行います。
  • 美容整体:骨盤矯正や小顔矯正など骨へのアプローチをはじめ、筋肉にも働きかけ、バランスの取れた顔や身体を目指すための施術を行います。
  • 中国整体:指圧やあん摩に似ている施術で、中国に古くから伝承される「推拿(すいな)」と呼ばれる方法を用いて行います。
  • スポーツ整体:日常的にスポーツをする人の疲労回復やケガ防止を目的とした施術を行います。ストレッチや体調管理などの指導やアドバイスも行います。

上記の技術を組み合わせたり、専門的に特化したりなど、常にスキルアップすることで、オリジナリティのある整体師になれるでしょう。

整体師の仕事は女性でもできる?

整体師は場合によっては全身の体重をかけて施術を行うこともあるため、力や体力のある男性向きの職業だと考える方もいるでしょう。しかし、整体師といっても力勝負の施術だけではなく、顔のゆがみに特化した施術や、リラクゼーションをメインとした施術を行うケースもあるので、必ずしも男性の方が有利とも限りません。
特に美容を目的とした整体は女性の利用客が多いため、男性の施術者を避ける方も少なくありません。女性ということが安心感を与える可能性もあるので、強みを活かした施術を行うことで整体師として十分に活躍できるでしょう。

整体師の働き方の種類と給料

チェック お金

整体師は正社員やアルバイト、パートとして雇用される働き方をはじめ、独立・開業して自営業として働く方法もあります。また、スポーツ整体師やスポーツトレーナーとしてアスリートやプロスポーツチームの専属として年間契約を結ぶ整体師もいます。
整体院などで正社員として働く整体師の平均年収は383万円というデータがあり、日本の平均年収と比較するとやや低い位置に留まっています。
参考:求人ボックス

しかし、キャリアを積むことで年収500万円を超えている整体師も一定数いるのも事実です。特に指名制の整体院やサロンで勤務している場合、インセンティブ制度を設けているケースが多いため、人気のある整体師は平均年収よりも収入が高い傾向があります。
また、アルバイトやパートの平均時給は1,060円というデータが出ており、全国のバイトの平均時給と同じくらいかやや低い水準に留まっています。
参考:マイナビ キャリアリサーチLab

とはいえ、整体師は独立・開業しているケースも多く、独立・開業した場合は雇われている整体師よりも年収が高くなる場合があります。経営が安定した整体師の年収は500万円〜800万円ほどが相場と言われています。
なかには年収1,000万円を超える整体師も少なくないため、スキルや技術を身につけてから独立・開業を選択するのも一つの方法です。

整体師と柔道整復師の違い

治療院経営での悩み

整体師と国家資格を持つ柔道整復師の違いを解説します。国家資格を持たない整体師はできることが限られているので、資格取得までの期間や費用だけで取得する資格を決定するのはおすすめできません。
では整体師と柔道整復師は大きく何が違うのか、整体師ができないことはあるのかを見ていきましょう。

整体師と柔道整復師の違い

柔道整復師の国家資格を持っていると、骨折や捻挫、脱臼などの応急処置において保険適用施術を行うことができるようになります。またその後療法を行うことも多いです。整体師は資格を保持していなくても「整体師」と名乗ることができますが、柔道整復師は、専門学校や大学に3年〜4年通い、国家試験に合格した上で登録されないと名乗ることができません。
柔道整復師は「接骨(骨つぎ)」ができるので、整体施術を行う整体院だけでなく整骨院や接骨院での勤務が可能です。

整体師ができないこと

整体師は、柔道整復師が行う範囲の保険適用施術はできません柔道整復師は認められた範囲の保険適用施術ができますが、整体師が行うことができるのは保険外の自費施術のみです。
また、あん摩マッサージ指圧師の資格を持っていない場合、施術でマッサージをしたり、看板やホームページに「マッサージ」と記載したりするのもNGです。このように国家資格を持たない整体師はできることが限られますが、常にスキルアップしながら経験を積むことで成功している整体師もたくさんいます。

まとめ

整体

整体師は、資格がなくても名乗れる職業ですが、知識や技術が不足しているとお客様に満足してもらうことが難しく、長期間にわたって活躍することが難しい職業です。資格を取得することで、お客様だけでなく、勤務先にも自身の整体師としてのスキルを証明できます。
資格があるからといって、それだけが重要というわけではありません。
しかし、資格がなくても活動できる整体師がいるため、資格を持っていることは信頼性を高める一因となります。国家資格を取得すると施術の範囲が広がりますが、それには時間や費用がかかるため、民間資格も検討して取得することが重要です。
資格取得有無に関わらず、セミナーへの参加や、常にスキルアップを図る姿勢と、専門性を高めていくことが整体師としての成長につながります。

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