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鍼灸整骨院

2024年9月5日

整体院・接骨院のリピート率とは?重要性や売り上げを安定させるコツを解説

リピート

整体院や接骨院において、患者のリピート率は非常に重要です。なぜなら、リピート率が高ければそれだけ施術やサービスの満足度が高いということを示し、また患者との信頼関係が築けていることを意味します。
新規、リピート、紹介という良いループを作り出すことを意識しましょう。
この記事では、整体院や接骨院のリピート率を求める方法やその重要性について詳しく解説します。最後までお読みいただくと、リピート率を改善し、売り上げを安定化させるための実践的なヒントが得られます。是非、ご一読ください。

整体院・接骨院のリピート率の求め方

レセプトが返戻されない方法とは

整体院・接骨院のリピート率とは、患者が繰り返し来院し、施術を受ける割合を数字で表したもので、以下の計算式で求められます。

リピート率

例えば、一定期間に繰り返し来院した患者数が60人、新規患者数が100人ならリピート率は60%です。
計算式からわかるように、新規患者数に対して、2回以上来院してくれた患者数が多いほどリピート率は上がります。

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患者リピートは経営を安定させるために重要

成功

整体院・接骨院経営では、患者リピートが重要です。患者がリピートしてくれると、以下のような理由から経営が安定します

  • 売り上げの安定に繋がる
  • 広告宣伝費を抑制できる
  • 良い口コミを元に紹介で新規患者が来やすい
  • 施術メニューの見直しができる

経営を安定化させるには、売り上げを伸ばすことに目が行きがちですが、余計な出費を減らすのも大切です。それぞれ順に説明します。

売り上げが安定しやすい

整体院・接骨院で患者がリピートしてくれると、売り上げが安定します継続して治療院に通ってくれることは、一定の売り上げが定期的に入ることを意味するからです。
新規の患者は来院した時は収入になりますが、次回があるか分からないため、臨時的な収入になります。患者がリピートすることは、売り上げの安定化に繋がるのです。

広告宣伝費を抑えられる

患者がリピートしてくれると、集客に使う広告宣伝費が節約できます。その理由は、宣伝しなくても来院してくれるからです。
これは、マーケティングの1:5の法則でも示されています。法則の内容は、新規顧客に同じ商品を売るには、既存顧客の5倍の費用がかかるというものです。
つまり、新規患者を呼び込む時には、チラシ配布や施術メニューの通知など既存顧客の5倍の費用(時間や労力を含む)がかかる計算です。
すると、法則からわかるように、リピート率が上がれば、広告宣伝費の抑制に繋がります。

整骨院・接骨院のマーケティングについて詳しくはこちら

良い口コミを元に紹介で新規患者が来てくれる

リピーターがいると、口コミや紹介による集客が期待できます。患者がリピートするのは、その整体院・接骨院に通いたい理由があるからで、良い口コミに繋がりやすくなります。
良い口コミがリピーターの知人などに広まると、新規患者になりやすいです。すると、顧客が1人増えることになるので、経営が安定しやすくなります。

施術メニューの見直しができる

施術メニューの見直しは、経営を安定させるために重要です。リピーターがある程度増えて来ると、反応がよかった施術メニューと、そうではない施術メニューが出てきます。
2つのメニューを分析し、反応がよかったメニューは継続できます。また、施術内容を見直して、単価を上げることも可能です。
施術メニューを見直して、単価も上げて行ければ整体院・接骨院の経営が安定しやすくなります。

整骨院・接骨院の自費メニュー導入について詳しくはこちら

リピート率が上がらない理由

整体院・接骨院のリピート率が上がらないのには、理由があります代表例は下記のようなケースです。

  • 施術内容に納得いかない
  • 接客態度に問題あり
  • 清潔感に欠ける
  • 予約が取りづらい
  • 競合との差別化ができていない

接骨院・整骨院の施術所の数にはなりますが、2022年時点で全国に50,919件の施術所があり、コンビニエンスストアの数に近い店舗数です。
このため、「この治療院に通いたい」という理由がないと、簡単に他の治療院に行かれてしまいます。
参照元:全国柔整鍼灸共同組合

施術内容に納得がいかない

施術内容に納得いかないと患者はリピートしません。
整体院・接骨院に来院する患者の主目的が施術を受けることだからです。
コミュニケーションや問診によりニーズを把握することは大切ですが、肝心の施術内容が伴っていなければ患者はリピートしてくれません。まずは、施術の技術や知識が足りているか確認することが大切です。

接客態度に問題がある

接客態度の問題点は、主に患者コミュニケーションが挙げられます。患者コミュニケーションは、少なくても多くても接客の印象が悪くなります。患者コミュニケーションをあまり取らない例は、自分の腕(施術技術)に頼ってしまい、ヒアリングによる患者の要望を聞き取れないケースです。
反対に、施術中に自分のプライベートを話したり、患者のプライベートを聞きすぎたりすると、施術に集中したい患者からは嫌がられます。
このように、患者コミュニケーションを適切に取らないと接客態度に問題があると判断されます。

整体院・接骨院に清潔感がない

清潔感がない整体院・接骨院は、リピートしにくいです。清潔感には、施術者の身だしなみや院内の環境が当てはまります。
身だしなみでは、衣服にシミやシワがない、髭や髪の毛の手入れや匂いのケアなどが挙げられます。身だしなみは、「相手から見て清潔だと思われる」ことが大切です。
院内の環境では、施術用のベッドや施術着に代表される、患者の肌が直接ふれるものがあります。汚れていないのはもちろん、洗剤や柔軟剤の香りにも気を配りましょう。

予約がスムーズに取れない

予約がスムーズに取れないと、リピート率は上がりません整体院・接骨院の予約は電話が主流であることが理由の一つです。
その理由は整体院・接骨院側の理由と患者側の理由に分けられ、以下のように考えられます。

  • 一人で経営する施術者の場合、施術中に電話が取りづらい
  • 治療院が開いている時間に電話予約がそもそもできない

上記のように、そもそも電話が繋がらない、電話ができない状態では予約できません。予約が取れないということは、患者はリピートしたくてもできない状態になり、リピート率は上がりません。

競合との差別化ができていない

患者のリピート率を高めるためには、ライバル院との差別化が欠かせません。同様の施術やサービスを提供している治療院では、患者はどこで治療を受けても同じような経験しか得られないと感じます。
そのため、患者が自院を選ぶ理由を明確に示すことが重要です。整体院や接骨院は、患者のニーズを正確に把握し、そのニーズに合った施術やサービスを提供することで差別化を図る必要があります。これによって、患者が自院を選ぶ理由が明確化され、リピート率の向上につながります。

整体院・接骨院のリピート率を上げるには

ポイント 注意点

では、整骨院・接骨院のリピート率を上げるためにはどうしたらいいのでしょうか。

患者の施術ニーズに応える

患者の施術ニーズに的確に対応するためには、丁寧な問診が不可欠です。
整体院や接骨院の主要なサービスは施術ですが、どのような施術が最適かを判断するためには、患者との問診が重要です。効果的な問診の内容としては、治療の目標を明確にすることが挙げられます。患者の施術上の悩みに対し、施術の期間や回数を提示することで、信頼関係が構築されます。施術の期間や回数を提示するには、患者の症状や状態を正確に把握することが重要です。このため、施術の目標から逆算した問診の内容が求められます。

会計時に次回予約を促す

会計時に次回の予約を積極的に促すことで、患者がリピーターになりやすくなります。
これは、治療院に通院を続けてもらうための効果的な方法です。患者さんは次にいつ来たらもっと良くなれるのかわからないからです。
さらに、予約を事前に取ってもらうことで、スムーズに施術を受けられるため、リピート率が向上します。予約優先制などを導入し、会計時に次回の予約を取るよう促すことをお勧めします。

患者層の分析をする

患者層の分析はリピート率を向上させるために非常に有効です。来院する患者の属性と施術内容がマッチしなければ、患者は他の治療院を探す可能性があります。
例えば、患者の年齢や性別を調査したり、どのような施術が主流なのかを調査する方法があります。
その結果、デスクワークが主体の患者が多いにも関わらず、肩こり解消のメニューが不足しているということに気づくことができます。
また、施術中の会話や患者との対話を通じて、不満点を見つけ出し改善する方法もあります。
このように、患者層を分析し、メインターゲットに受け入れられる施術メニューを構築することで、リピート率を高めることができます。

回数券を導入する

リピート率を向上させるためには、回数券の導入を検討することも有益です。回数券は複数回の施術を一括で購入できるため、割引を提供することで購入率を高めることができます。
ただし、
患者側が得るメリットを最優先に考えることが肝要です。押し売りのような印象を与えると、良好な関係性を維持することが難しくなります。あくまで施術に必要な回数や目標を設定した上で、必要な分の回数に応じた提案をすることが求められます。
回数券を購入した患者は、購入した分だけ通いたいという心理になるため、継続しやすくなります。また、整体院や接骨院にとっても、複数回分の施術費用を一度に受け取ることができる利点があります。
このように、回数券導入にはリピート率向上以外のメリットも存在するため、一考の価値があります。。

アフターフォローを入れる

整体院や接骨院のリピート率を向上させるためには、アフターフォローを的確に行うという方法があります。
具体的には、施術後に痛みの程度を確認し、治療の進行状況を伝えて改善が見られていることを伝えることが効果的です。また、自宅で行えるエクササイズや日常生活のアドバイスも患者に喜ばれます。患者が「自分のことを覚えてくれている」と感じることは非常に嬉しいものであり、それによって治療院への好感度が向上します。
アフターフォローを行うには、カルテを導入し、患者ごとに正確な施術記録をつけることが重要です。

リピート率を上げて売り上げの安定化に繋げよう

安定した経営を目指そう

リピート率は経営の要です。

整体院や接骨院の売上安定化に不可欠であり非常に重要です。このリピート率は、特定の計算式によって求められます。リピート率が低いと感じる場合、それには必ず理由があります。
その理由を探ることは、リピート率の向上につながります。リピート率を向上させ、売上の安定化に貢献しましょう。

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監修者プロフィール

岩井 隆浩
大学卒業後、東京医療専門学校に進学。鍼灸マッサージ師、柔道整復師の国家資格を取得。整骨院や整形外科などの医療機関にて臨床現場を経験し、その後カナダ・トロントへ留学。現地治療院にて臨床を経験し、帰国後、麻布十番に治療院を開業。