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鍼灸整骨院

2023年10月19日

治療院(整骨院・整体院・鍼灸院)はキャッシュレス・クレジットカード決済が必要?導入のメリットと注意点

予約管理デザイン

【本記事の監修者】
岩井 隆浩(麻布十番ループル治療院 創業者)
はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師
齋木 拓 (麻布十番ループル治療院)
はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

 

これからの治療院にはキャッシュレス対応でクレジットカードの利用が必須です。

飲食店やコンビニなど、キャッシュレス・クレジットカード決済が使えるお店はどんどん増えています。

キャッシュレス・クレジットカード決済の一般化に伴って、治療院(整骨院・整体院・鍼灸院)でも導入するケースが増えており、患者さんからも当たり前に対応を求められるケースが増えました。

この記事では、治療院(整骨院・整体院・鍼灸院)で、なぜキャッシュレス・クレジットカード決済は必要なのか?導入するメリットやデメリットをわかりやすく紹介します。

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キャッシュレス・クレジットカード決済を導入するメリット

治療院向けサブスクのメリット

キャッシュレス・クレジットカード決済を導入するメリットを、利用者側と治療院側に分けて解説します。

利用者側のメリット

クレジットカードは現金を持ち歩かずに支払いができるため、とても便利です。最近はスマートフォンの機能からタッチで簡単に支払いできるサービスもあります。

ユーザー側にとってはこれだけでも便利で管理も簡単です。またショッピング時には支払い方法なども柔軟に選ぶことが可能です。

さらに支払いにおいて、各カード会社から利用分のポイントも付与されます。多くの患者さんはこのポイントを貯めている方も少なくないでしょう。

そして、現金よりも紛失や盗難が起こりにくいので安全性も高いと考えられます。

近年はあらゆる保険がついているカードもあるので患者さん側が安心して利用できるのです。

キャッシュレス・クレジットカード決済を導入すれば、現金を持っていなくても希望する施術を受けることができます。

治療院の施術は事前に支払い金額が必ずしも決まっているわけではないので、「いくら持っていけば足りるのか」と不安に思っている利用者もいるでしょう。

不安を解消し、高い利便性を提供できるでしょう。

治療院側のメリット

院側がクレジットカードを受け入れることによる主なメリットを紹介していきます。

まず期待できるのが売上の増加です。

手数料が気になる方も少ないかもしれないですが、キャッシュレスやクレジットカードを受け入れることで、患者さん側の支払いハードルは下がると言えます。頻度や使用金額が増加する可能性は十分に考えられるでしょう。

これにより、売上が増えることが期待されます。また、効率的な運営が可能になる部分も見逃せません。

精算の効率化により、お釣りなどの準備が不要です。院側の労力や無駄な時間を削減できるだけでなく、待ち時間も短縮されるので、双方にとってメリットと言えます。

そして、何よりも現金より安全性に優れていると言えます。紛失や盗難のリスクが低いとされています。

これにより、現金取り扱いに関連するトラブルを回避して、セキュリティリスクなども軽減できます。 

回数券などの売掛金管理もトランザクションが明確なため、管理が容易になります。

決済システムによってはカードを認識する機能がついている場合もあるので、顧客のデータ収集にも寄与する可能性があります。

マーケティング戦略やプロモーションのターゲティングに役立てることができるだけでなく、顧客購買履歴や嗜好を把握することで、より効果的な販売戦略が展開可能です。


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キャッシュレス決済はすべての支払いに対応可能?

保険適用治療などを行っている整骨院や接骨院、鍼灸院はすべてキャッシュレス決済で対応できるのか気になる方も多いでしょう。

保険適用治療の一部負担金や回数券の購入もキャッシュレス決済可能なのか?

導入する前に把握しておいてください。

一部負担金の支払いもキャッシュレス決済が可能?

保険適用治療の支払いにおいて、健康保険の一部負担金をキャッシュレス決済で支払うことは可能ですというのも、キャッシュレス決済は経済上の利益の提供にあたるものではなく、支払いの利便性向上を目的としているため、認められているのです。

政府としても医療機関をはじめとする保険適用治療を行う治療院などのキャッシュレス化がなかなか進まないことに課題感を持っており、次のように指針を発表しています。

医療機関におけるキャッシュレス化を推進すべく、国内外の医療機関や類似業態の事例の収集等を通じて、医療機関において更なるキャッシュレス化を進めるための具体的な方策の検討を行う。

引用元:令和2年度商取引・サービス環境の適正化に係る事業(キャッシュレス決済の利用シーン拡大に向けた調査事業)報告書|経済産業省

そのため、今後は医療機関においてもますますキャッシュレス化が進んでいくでしょう。

回数券の購入もキャッシュレス決済ができる?

整体院や整骨院、鍼灸院など定期的に決まった施術を受ける方に向けて販売されている回数券の購入にも、キャッシュレス決済が利用可能です

※保険適用治療における一部負担金を除く

回数券は確実にリピーターを獲得できるというメリットがありますが、一度に複数回分の施術費用を支払うため、購入ハードルが高いというデメリットがあります。

キャッシュレス決済の導入によって回数券の購入ハードルが下がれば、リピーター獲得はもちろん、売上アップにもつながるでしょう

しかし、カードの利用規約に回数券の限度額や有効期限について決まりがある場合もあります。

使用する決済システムの利用規約に違反しないようにあらかじめ必ず確認するようにしてください。未然にトラブルを防ぐことが可能です。

キュッシュレス・クレジットカード決済の必要性

経済産業省が公表したデータによると2022年のキャッシュレス決済比率は36.0%にのぼっていると言われています。

2012年のキャッシュレス決済比率は15.1%となっているため、10年間で2倍以上伸びています。

参考:2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました|経済産業省

大きな要因としては、2020年頃から大きく広まった新型コロナ感染症の影響が挙げられるでしょう。

医療機関でもキャッシュレス決済を導入するケースが見受けられるようになりました。

治療院に定期的に通院している方や急な不調によって来院した方にとって、手持ちの現金がなくても会計ができるキャッシュレス・クレジットカード決済は魅力的な方法と言えます。

経済産業省は、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にするという目標を掲げているため、今後もキャッシュレス・クレジットカード決済を導入する治療院が増えると考えられるでしょう。

治療院で使用できる電子決済の種類

すべてのキャッシュレス決済が治療院(整骨院・整体院・鍼灸院)の会計に導入できるとは限りません。

治療院(整骨院・整体院・鍼灸院)で使用できるキャッシュレス決済の種類を把握してから導入を検討してみてください。

治療院で使用できる電子決済の種類

治療院(整骨院・整体院・鍼灸院)で使用できるおもな電子決済の種類は次のとおりです。

  • クレジットカード
  • 現金チャージ
  • 銀行口座
  • 電子マネー
  • デビットカード

そのほか、コード決済(QRコード・バーコード)も対応可能です

導入するキャッシュレス決済システムを検討するときは、自院の支払い金額の平均などを考慮して決定するのがおすすめです。

というのも、1000円〜3000円程度の支払いが多い場合、電子マネーやデビットカードを使用することも多いですが、金額が大きくなる場合はクレジットカードを使用する方が増える可能性があるからです。

できるだけ幅広いキャッシュレス決済に対応できるシステムだと、利用者の満足度向上につながるでしょう。

治療院で使用できない電子決済の種類

治療院(整骨院・整体院・鍼灸院)にて、ビットコインなど仮想通貨での支払い方法は使用できない場合が多いです。

また、Tポイントや楽天ポイントなど、付与されたポイントによる決済も原則認められていません。

またこのような決済方法を大々的に広告することも禁止されているので注意してください。

しかし、付与されたポイントを使った決済は保険適用外の施術であれば利用可能です

キャッシュレス・クレジットカード決済を導入するデメリット

治療院向けサブスクのデメリット

キャッシュレス・クレジットカード決済を導入するデメリットを、利用者側と治療院側に分けて解説します。

利用者側のデメリット

キャッシュレス・クレジットカード決済を導入する際、継続して現金での支払いも可能なので、利用者側におけるデメリットはほとんどないでしょう。

しかし、タッチパネルなどで利用者が決済方法を選べる自動会計システムを導入する場合、利用者がシステムに慣れるまではサポートが必要となるケースもあるでしょう。

治療院側のデメリット

治療院側がキャッシュレス決済を導入するときのデメリットは、キャッシュレス決済時に発生する手数料を負担する必要がある点です。

手数料は1〜4%程度かかるのが一般的で、キャッシュレス決済が行われるたびに手数料が発生するので、費用対効果を検討してから導入するのがおすすめです。

自治体においては「キャッシュレス決済導入補助金」「IT導入補助金2023」などの補助金が利用できるケースもあるので、各自治体に問い合わせてみてください。

キャッシュレス・クレジットカード決済を導入する際の注意点

ポイント 注意点

治療院(整骨院・整体院・鍼灸院)でキャッシュレス・クレジットカード決済を導入する際の注意点は次の3つです。

領収書や明細書の発行義務はキャッシュレス決済にも適用される

現金での決済同様に、キャッシュレス決済も領収書や明細書を発行する義務があります

保険適用外の施術の場合、領収書や明細書の発行義務はありませんが、トラブルに発展しないよう、領収書と明細書の発行はきちんと行うのがおすすめです。

キャッシュレス決済は利用明細や利用履歴から確認できますが、領収書を発行してくれるわけではありません。

現金支払いと同様に、領収書と明細書の発行は引き続き行いましょう。

金融機関によって支払いできる範囲が限られる

金融機関によっては施術にかかる費用を前払いすることになる回数券購入の支払いには対応していないケースもあります。

一部取扱いが可能な金融機関もありますが、ほとんどの場合取扱いしていないので銀行口座を利用した決済方法を導入するときには注意が必要です。

キャッシュレスに関する広告には規制がかかることも

柔道整復師法では広告規制が定められており、項目に当てはまるもの以外は広告してはいけないことになっています。

(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師に関する法律も同様)キャッシュレスなどの支払い方法についての項目は含まれていないため、大々的にPRすると広告規制の対象となる可能性があります

もちろんお客様に支払い方法を周知する必要はありますが、「キャッシュレス決済が可能で便利です」といったような大々的なPRは避けましょう。

治療院でよく使われる決済システム

治療院(整骨院・整体院・鍼灸院)でよく使われる決済システムはおもに次の3つです

すべての決済方法が利用できるシステムもありますが、一部の決済方法に特化したシステムもあるので、手数料や導入費用などとあわせて検討してみてください。

クレジットカード決済

キャッシュレス決済の代表的な方法がクレジットカード決済です。

最近ではクレジットカード決済が可能な医療機関も増えてきました

クレジットカード決済のメリットは現金を持っていなくても翌月などにまとめて支払いを行うことができ、回数券など金額が大きい支払いにもスムーズに対応できる点です。

また、支払い回数などを後から変更できるクレジットカードもあるので、利用者のニーズに合った支払い方法を選択できるのもクレジットカードの強みと言えるでしょう。

QRコード・バーコード決済

QRコード・バーコード決済は、利用者または治療院側がQRコードやバーコードを読み取って決済を行います。

電子マネー決済のように銀行口座やATMから現金をチャージした分から支払いを行ったり、クレジットカードを登録してオートチャージを設定しておけば、クレジットカードと同じように支払いが可能です。

QRコード・バーコード決済はPayPayや楽天ペイをはじめ、多数の種類があるので、導入を検討しているシステムがどこまで対応できるのか?を事前にしっかり確認しておきましょう。

電子マネー決済

電子マネー決済は端末にカードやデジタル端末などをかざして決済を行います。

ほとんどは現金をチャージして使用するため、現金と変わらない感覚で安心感を覚える方も多いです。

利用者の年齢層が高い場合、現金感覚で利用できる電子マネー決済の導入がおすすめです。また、スマートフォンやスマートウォッチなどにクレジットカードや電子マネーカードを連携させて利用することも可能です

まとめ

医療機関や治療院のキャッシュレス化の進みは遅いと言われていますが、現金を持たずに日常生活を送る人は増えています。クレジットカード決済やQR・バーコード決済、電子マネーなどに対応しておけば、利用者は支払いの不安なく通院することができ、治療院側は新規客の増加や客単価アップなどの効果が期待できるでしょう

また、キャッシュレス決済と電子カルテやWEB予約システムと連携させると、さらなる業務効率化につながります。鍼灸・整骨・整体院専門の電子カルテシステム「リピクル」は、問診票や電子カルテ、レセコンの一元管理はもちろん、予約管理、顧客管理、分析、口コミ連携なども可能なクラウドサービスです。

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監修者プロフィール

岩井 隆浩
大学卒業後、東京医療専門学校に進学。鍼灸マッサージ師、柔道整復師の国家資格を取得。整骨院や整形外科などの医療機関にて臨床現場を経験し、その後カナダ・トロントへ留学。現地治療院にて臨床を経験し、帰国後、麻布十番に治療院を開業。