美容クリニックでは患者の多くが悩みを抱えており、来院前にインターネットで検索することも多いため、ホームページが果たす役割は重要です。
ホームページは一度作ったら終わりではなく、常に見直しが必要な分野です。患者に説得力のあるホームページなっているか、今一度確認してみましょう。
患者が納得する、知りたいことや疑問が解決できるホームページ!
美容クリニックを探している人にとって、悩みを解決してくれるクリニック選びは大切で、近ければいい、安ければいいというわけではありません。
いろいろなクリニックのホームページを比較して、自分が納得できるところを探しています。
では患者が納得できる、訴求力のあるホームページとは、どういったものなのでしょうか。
- 基本情報:住所、電話番号、地図、営業時間、休日など
- メニュー:施術名、医療機器名のリスト
- 料金表
- 医師のプロフィール、挨拶文や理念、写真、スタッフの写真
- 診療の流れ
- よくある質問
これらがホームページに掲載されている主な項目ですが、どの部分に力を入れればよいのか、初めてクリニックの利用を考えている人の視点で見直してみましょう。
自分が求めている施術があるかどうかが第一ですが、どういうスタッフが施術を行っているのかを知ることで安心感が生まれます。
初めて行く場所には緊張がつきものです。医師やスタッフの笑顔の写真はもちろん、ロビーやカウンセリングルームなど、院内の写真も多く掲載したほうがよいでしょう。
診療や施術までの流れも画像を取り入れて詳しく説明しましょう。
また「よくある質問」は項目別にし、常に見直し、増やしていくことをお勧めします。
美容クリニックのホームページを見つけて貰うためには?
ホームページを見つけて貰う手段として、まっさきに思い浮かぶのが検索サイトです。しかし、美容クリニック業界の競争は激しく、大手クリニックが高額をかけてリスティング広告を出しているため、なかなか検索上位に表示される機会はありません。
しかし検索ワードに注目し、ホームページに反映させることでユーザーの目に触れる機会は多くなります。
検索ワードとは、検索する際に入力する言葉ですが、1ワードで検索すると膨大なデータが表示される場合、結果を絞り込むため2ワード以上で検索することが多くあります。
「美容クリニック」では結果が多すぎるため「美容クリニック+シミ治療」で検索します。まだ多い場合は「美容クリニック+シミ治療+(地域名)」などを行います。
自身の美容クリニックがどんな検索ワードで検索されているかを知るのも重要です。
SEO対策を行っているホームページなら、アクセス解析ツールを使って、検索ワードの強化をはかることをお勧めします。
また、SNSで情報を発信している場合は、投稿からホームページへ誘導を行うためにも、検索ワードをハッシュタグに反映させることが大切です。
そのほか、美容クリニックのポータルサイトへの登録や、Googleビジネスからホームページへ誘導する方法もあります。
ホームページも対象になる医療広告ガイドラインに注意!
集客や情報発信に欠かせないホームページやSNSですが、医療広告ガイドラインが2018年に改正されたことで、病院名があるものはすべて広告として規制される対象となりました。(※1)
誇大広告をはじめ、見た人に誤解を与える要素のある広告は禁止されています。美容クリニックに当てはめると、施術前、施術後の写真掲載も「簡単に効果を得られる」という誤解を与えかねないして、原則的に禁止されています。
しかし、画像に関して治療内容や、その治療に関するリスクや副作用を十分に説明し、誤解を与えないようにすれば掲載は可能です。
また口コミの掲載も、ホームページが広告として規制されることになったため、掲載不可となっています。
医療広告ガイドラインは常に最新のものに目を通し、ホームページに掲載しているものが違反にならないよう確認しましょう。
美容クリニックにおいて、画像をはじめ多くの情報を掲載できるホームページは重要です。定期的に見直し、更新することに努めましょう。
(※1)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000209841.pdf