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クリニック

2022年3月22日

美容クリニック開業時のチェックポイント

クリニックを開業する場合、さまざまな準備が必要になりますが、美容クリニックはクリニックの中でも特徴のある分野です。そのため、気配りが必要になる部分もあります。それぞれのポイントについて詳しく見てみましょう。

美容クリニックの開業資金を考える上で

クリニックの開業にかかる費用を試算する上で、留意する点を項目別に見てみましょう

店舗について
テナントとしてクリニックを開業する場合、不動産契約が必要になります。地域によって異なりますが、家賃数か月分に敷金、礼金、仲介料などが加算されます。
美容クリニックの場合、入居する建物も見た目のよいものが好まれる傾向があります。また、駅の近くなどアクセスの良い場所がよく、繁華街の飲食店街の多い地域よりは、おしゃれなショッピングエリアが好まれます。
これらの条件を満たすテナントは、必然的に一般の家賃よりも割高になることが想定されます。
インテリア、調度品について
クリニックであるため、清潔感があることが第一に挙げられます。その上で美容クリニックのコンセプトに基づき、ターゲット層に好まれるインテリアを考えましょう。ハイクラスの家具を揃えている美容クリニックもありますが、ターゲット層に合わせてカジュアルな雰囲気にしたい場合は、シンプルなデザインの家具を購入するという選択肢もあります。
特にロビーのインテリアはホームページやパンフレットに掲載することで、美容クリニックの雰囲気を伝えることができる重要な部分です。
内装にかける金額は安ければ良いというわけではなく、他の美容クリニックとの差別化をはかるためにも、コンセプトに合ったインテリアにすることをおすすめします。
医療機器、什器について
新しく開業する場合は、最新の医療機器を揃えることが集客につながります。美容クリニックの利用を考えている人の場合、数か所のホームページを比較検討して、下調べする人が少なくありません。ある程度の知識をもって来院する人もいることから、医療機器は中古ではなく最新式のものを購入するのがよいでしょう。
また、医療機器のほかに、バックヤードの什器などもリストアップし予算に組み込んでおきましょう。

スタッフの確保について

美容クリニックの運営には、医師、看護師、受付、カウンセラーなどのスタッフが必要です。新しく開業する場合、看護師、受付、カウンセラーなどの人員を募集することが多く、募集は一般求人サイトや、医療関係の求人サイトを通じて行うことになります。
人手不足が叫ばれる中、優れた人材を確保することは、どの業界でも難しい課題となっています。通常のクリニックに比べ高給を提示したり、カウンセラーに対してはインセンティブを与えるという条件を出しているところもあるようです。

採用側として、優秀な人材を雇用したいと願うのは当然ですが、採用後のトレーニングやチームビルディングを通し、人材育成に力を注ぎ、スタッフの力を伸ばすことも大切です。
そのためには、当初から人材育成のためのプログラムや、スケジュールなどを計画しておくことをおすすめします。

美容クリニックの運営に欠かせないマーケティング


美容クリニックが医療クリニックの中でも特殊なのは、病気を治療するという目的で訪れる人が少ないことです。ケガや病気で、すぐにでも治療が必要という場合ば、自宅近くの通いやすいクリニックを選びがちですが、美容クリニックの場合は選択基準が異なります。
悩みを抱えていて、美容クリニックを受診してみようと考える人は、事前にインターネットなどで情報をリサーチし、複数のクリニックを比較する傾向にあります。
自費診療が主で、施術費も高額になる場合が多いことから、自身が納得いくクリニックを見つけたいと考えています。

多くのクリニックの中から選択され、集客に結び付くようにするには、マーケティングが欠かせません。
積極的な情報発信を含め、キャンペーンなどを使った集客の仕掛け、アンケートによる顧客調査など、マーケティングで行うことはたくさんあります。
自分たちですべてを行うことは難しく、またデータを読み解く技術も乏しいという場合は、マーケティングを行う企業に依頼してもよいでしょう。広告代理店の中には、マーケティング支援を行っているところもあります。内容と費用とを照らし合わせて検討することをおすすめします。
美容クリニックならではという開業費用のほかに、一般的に準備しておくべきものとして、2~3か月分のランニングコストがあります。
当初の2~3カ月は集客も少ないため、収益も上がりません。それでもテナント料、光熱費、人件費など運営に必要な費用がかかります。
安心してクリニックを運営するためにも、オープン時のランニングコストも開業資金の中に組み込んでおきましょう。